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No.116 “クラブハンマー”

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 クラブの開かれた両腕が、ニョロゾの腕を捕らえようと交互に繰り出される。掴まれれば、そのまま断たれることも有り得る。ニョロゾは腕を前に出しつつも、すんでの瞬間を見計らって引き戻し、赤い腕の挟撃を避けていた。基本的な腕の回転速度は、この滑り気を帯びた紺色のポケモンに分があった。今は回避に徹しているが、相手の疲労を待って“さいみんじゅつ”を浴びせる算段も、既に立てられている。
 だから今は継続に努めようとニョロゾは思考し、その通りにして攻撃を捌く。次は体の前部に両腕を持ってきた。それによって一度大きな回避動作を見せ、クラブを急かす動きだ。狙ったとおり、開かれた赤い腕はニョロゾの腕に伸び、それが引くことで空を切り――そのはずが、ニョロゾの腕が引かれた直後、腕が固く閉じられた。その一瞬の動きに身を固くしたニョロゾの大きく開かれた渦巻き模様目掛けて、熱さを得た焼き色のような赤く硬い腕が飛び込み、直撃が生まれた。

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・ひとこと
 さっきから書いてて本当に超劣化川上稔っつーか無意識に氏の影響受けまくりっつーか……なことを再認識する次第。2段落目冒頭の「だから~、その通りに~」とかもう。私は物理法則とか格闘術の知識とかないのであてずっぽですけどね。まぁ、やっぱり都市→ホライゾンまで読んでると染み付きますよねぇ。文量が文量ですし。
 川上氏の戦闘描写は設定の詰め方が凄まじいのでそこはかなり好きなんですが、一方でもうちょい展開速度上げられるんじゃないかなぁと思うこともあるので、このままだと設定詰められず、テンポもさらに劣化でびみょー、ということになるのが心配です。まぁなんだかんだ、この人の文好きだからそれっぽくなるとどことなく楽しかったりするんですけどね! ちなみに今日ホライゾン3下を一気に半分ちょい読みました。

テーマ : ポケモン
ジャンル : ゲーム

No.115 “クモのす”

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「行ってアリアドス! でもって即展開っ!」

 私に背を向けて、早くも走り出そうとしているその赤い巨体の進路を塞ぐようにモンスターボールを投げ、同時に指示を出す。赤むらさき色をした私のポケモンは、低い姿勢で地面に現れるなり、白く光る丸い塊を空へ向かって吐き出した。
 たてがみを靡かせたその赤いポケモンが、塊を視線で追う。私も同じようにして見上げ、その先で、白い塊が弾けて散らばった。まるで包帯やトイレットペーパーを一つのロールからたくさんの方向に向けて放り投げるように、白い線――アリアドスが一つに固めた糸が、地面に向かって落ちる。その線は落ちるにつれて、やがて規則正しさを見せて、先端が地面に張り付いた時には、歪みのない均等な並びになっていた。
 それだけじゃない。落ちながら、糸は横の方向にも伸びて。八方に落ちながらそうやって広がることで、上空の塊を中心とした、糸のドームが瞬く間に出来上がっていた。あのポケモンを中心として、私とアリアドスのどちらも中に入れるほどの、大きな半球の形だ。――これでもう、逃がさない。たとえこの赤いポケモンが炎を噴き出してこの糸を焼き切ろうとしても、それは叶わない。それなら初めから、こんな細工を使ったりなんてしない。「この糸のドームの中から出られない」という、言ってみるなら、ひとつのルールを相手に与えるのが、このワザの力だから。
 アリアドスが倒されてしまえば、このルールは失効してしまう。守ってあげなければならないけれど、そのための方策は持ってきている。整えているからこそ、ここで、こうしている。だから、

「――もう、逃げられないよ!」

 声に反応して振り向いた、炎が実体化したようなその巨体のポケモンに対するように、私は新たに取り出したボールを、地面に叩きつけた。

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・ひとこと
 ……………………も、戻ってきました。
 書かないとどんどんダメになるんじゃね病と、人に促してもらったこともあり、復帰です。書いた順番だと2番目ですが、番号的にはこれの更新が最初のはず。なのでここでそのへんのことを。続くといいです。
 
 さて、若干文体崩しめ、やっぱり長めな今回。私の場合はこのへんのワザはこういう解釈です。……と思いましたが、これだと若干強力すぎる気がしないでもないです。飛行ポケモンキラーっぷりがすげえ。まあ、展開時にひっかからなければいいんですが。あと、使用者も必ず巣の中に入る必要がある、とかですね。まあなんというか、敵方のワザとしてよく使われそうな性能だなぁと。敢えて今回みたいに主人公側が作戦のために使うのもまた乙ですかね。

テーマ : ポケモン
ジャンル : ゲーム

No.BW4 “アシッドボム”

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 重い足取りから体を揺らして、ヤブクロンが跳ぶ。頭の天辺の切れ目が、そのとき大きく広がった。威嚇めいたその動きに、チョロネコは反射的にその場から飛び退き姿勢を低くした。
 緑の亀裂から弾かれるように打ち出されたのは、鈍い土色をしたひとつの小さな球だった。攻撃であろうそれは、けれどチョロネコの後方へ飛ぶような的外れのもので、回避の必要はないとチョロネコは判断し、頭上を抜けていく球を見送る。
 その頭上、真上に球が達した途端。まどろんだ光を放つその球が、炸裂する音と共に爆ぜ、中から暗い土色の液体がぶちまけられ、チョロネコの小さな体に降り注いだ。熱とも寒気とも取れる違和感が、濃紫の体の全体に走った。

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・ひとこと
 結構使い道がありそうな、新ワザのアシッドボムさん。うそなき+攻撃ってのは大きいです。友人のダストダスが特殊型だったんですが、コレを有効活用するのが上手い使い方なんですかね?
 最近、自分の文章の展開をつなぐために「と、」とか「同時に」とか、そのあたりの言葉を使いすぎているという印象を抱くようになりました。あんまりよくないっつーか、他にもバリエーションを持てるようになれればなぁと思います。書けば書くほど、自分の文章を変えるということがいかに難しいかを実感する次第。前に三日坊主したんですが、文章模写あたりを本気出してやってみるのもいいのかなぁとか思ってます。

テーマ : ポケモン
ジャンル : ゲーム

No.114 “くすぐる”

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「この子の特性は“しろいけむり”……」

 ポケモン図鑑でそれを確認して、わたしはゲットしたばかりの目の前のポケモンを見る。赤い体と、岩みたいな黒い甲羅の物々しいすがた。でも、細い目とかわりと小さい体とか、なんだか可愛いところも多い。コータス。一目見たときから、なんだか気に入ってしまった。せっかくゲットできたんだから、大切にしなくちゃ。
 
 …………け、けど。けど、これだけは一度でいいからやってみたいんだよねぇっ……!
 腰からダイブボールを一つ取り出してぽいっと投げると、光の中からまるまるとしたナマズンが姿を現す。コータスも、出てきたナマズンも、不思議そうにわたしの顔を見上げてきた。
 少し、迷う。いいのかな。いいのかな? …………い、いいよね! きっと大丈夫!
 わたしは屈みこんで、ナマズンにこしょこしょと、ある言葉を伝えた。また不思議そうに体をかしげながら、ぬっとコータスの方に体を向けて、自分のヒゲをにゅっ、ってその鼻先に伸ばした。
 首を傾げるコータス。少しして、あいさつと思ったのかな、そこに自分の顔を寄せて――そこで、ナマズンのヒゲが急にコータスの顔の上をなめ回した! う、うわぁ……っ。
 わたし、どきどきで事のなりゆきを見守る。コータスの特性なら、きっとこのワザは………………って、

「わーっ!! ちょっ、ごめ、ごめんコータスさん、いくらなんでもやっぱりくすぐったいよね! だからだから急にからを破ったりとかしないでくれるときゃああぁぁぁっ!?」

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・ひとこと
 やっべー、アホの子回楽しい……。なんか最近やってなかった気がするので、久々に。文体を超崩しまくっても一応の整った形を取れるかどうかっていう実験でもあるんですよっ! もしかするとっ!
 いくらワザ効果は無効化できても、されてる行為自体は無力化できない場合もあるんだぜ! ってこと……をやりたかった……んでしょうか。クリアボディ持ちは全部体が堅いヤツばっかなのでこいつに白羽の矢を立ててしまいました。いつも愛用しているのにすみません。今日読み間違えてアバゴーラのドロポンで一撃で落としてしまってすみません。

テーマ : ポケモン
ジャンル : ゲーム

No.113 “くさむすび”

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 本当に、昨今の戦いは厳しいものなった。
 ミズゴロウだった時期からそう長い時を生きている訳でも無かったのだが、手足を駆使して走りながらそのポケモンはそんなことを思う。そのまま、今もまた重い体躯を筋肉で跳ね上げ、草を押しつぶして小さく跳躍した。
 背後の地面で、何かが弾けるような音がする。聞き慣れてきた、自分を狙い仕掛けられたワザの作動音だ。跳んで避けていなければ、今頃はあの音と共に放たれる緑色の光に巻かれて、また悪い夢でも見ることになっていただろう。
 だが、それも学習をしてきた。喰らって困るのであれば、端から引っ掛からなければいいだけのこと。そう自らの主に言われた時は閉口したものだったが、考えてみればその通りであるし、他に取れそうな手段があるわけでもなかった。
 だから、避ける。後方へ逃げながら幾重にもこの草の罠を仕込んでくる相手――本来なら一捻りできるはずのパチリスに迫りながら、そのポケモンはもはや手馴れつつある体捌きで緑の地雷原を突破していく。
 その動きが、実を結んだ。速度が落ちたパチリスの跳躍に青い巨体が肉迫し、太い腕を下構えにする。着地に向けて、“アームハンマー”となるその一撃をぶち込んだ。

 地面を這うように下からかち上げた腕が、急に止まった。見れば、青い腕に薄緑の蔦のようなものが、巻きついて絡み合い――直後に、同色の光で視界が埋め尽くされた。

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・ひとこと
 くさむすびわざマシン無限化でラグラージがヤバイ
 メジャーですけどけっこう謎なワザですよね、くさむすび。特殊・直接攻撃って。
 つまるところ引っ掛けて倒してるわけですが、それだと特殊じゃなくなるので、いちおうそっちを重視してトラップ爆発系のワザにしてみました。なんかアクションRPGとかで強敵相手に裏ワザ的に使えそうな雰囲気です。デトネなんちゃらみたいな。
 体重によって威力が変化するのは……ひっかかった時、そこに加えられた力を利用(エネルギー変換)してエネルギー爆発の威力を上昇させている、とか…………?
 こんなだと地上専用ワザっぽいですが、いちおう空中に仕掛けることもできるという設定です。まぁバレバレですけども。

テーマ : ポケモン
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プロフィール

Author:ぱすてぃ
ポケモンと百合に熱を注いでいる人です。当面の目標はオリトレの百合長編を書くことですがいつになるやら。

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