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No.104 “きつけ”

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 細やかな電流が翼に流れ、痺れる感覚に苦しむヤミカラスは無風の空の中で高度を大きく落とした。
 その落下点に、おもむろに近づく丸い姿がある。瓢箪のような体を左右に揺らしながら、そのマクノシタは落ちてくるヤミカラスを受け止め――そのまま、黒い鳥の体を思い切り引き延ばした。
 痺れによって縮まっていた体に突然与えられた強引な力に、ヤミカラスは枯れんばかりの叫びを上げた。

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・ひとこと
 申し訳ないです、復帰しました。同人イベ参加と、そして新作登場によって約一ヶ月停滞でした。今後こういう時期になっても、ここだけはなんとか更新していきたいなと思います。
 ワザのほうですが、一覧表を見るまでこのワザの存在をすっかり忘れていました。利用価値は一体……でもって攻撃法もよくわからないので、復帰直後になかなかハードなお題でした。しかし、やっぱり文ってのも書いてないとなまっていくものですねぇ。あと、本をぜんぜん読んでないのも痛いかもです。

テーマ : ポケモン
ジャンル : ゲーム

NO.101 “ギガインパクト”

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 横向きに寝転がって気だるそうに腹を撫でていたケッキングの表情が、一転して険しくなった。ぞくりと走る寒気に、私は思わず肩を小さく抱く。

「合図したら、すぐにね」

 足元で身構えるチェリムに、それだけ伝える。頷きが返ってくることで、後ろへ向かって走り出したい気持ちをなんとか抑えることができた。
 そうして、それが来た。
 重い全身が起き、縮こめた太い足が蹴った反動で、空中高くに跳ね上がるまでがほぼ一瞬。私たちの足元に作る影を巨大化させながら、空気を割って落ちてくるのがすぐ直後。落下の中で隆々とした両手が組まれて、力の先端となって振り下ろされるまでがその一連。

「いま、“まも”――!」

 破裂に、私の声がかき消される。けれど体が吹き飛んでいないということは、合図が通ったことを示している。私の顔の前にまで飛び上がって緑色の光を展開しているチェリムの後姿が、可憐な姿に似合わないほど雄弁にそれを語っていた。
 それでも、空気ごと揺さぶるような振動が足元から突き上げてくる。視界いっぱいに防護の光と砂煙が広がっていて、その奥で岩のような拳と濃い色で光る瞳が蠢いている。決して砕くことができない壁だと分かっていても、恐怖は拭えるものではなかった。
 不意に体が軽くなる。それが足元を失ったことだと気付いた時、破裂が空へと吹き飛んだ。

 眼前にあった重い気配が消える。同時に役目を終えた壁も消え去って、その直後に私は舞い上がった土砂を全身に浴びた。咳き込む中で、僅かずつ視界が晴れてくる。
 気が付いたとき、私とチェリムはケッキングが十匹は入れそうな大きさのクレーターの中心に立っていた。けれど私たちの体はどこも傷ついておらず、思わず言葉が口をつく。

「……よくもまぁ、これで生きてるものよね」

 悠然と寝転がるケッキングの視線に肝が冷えるのを感じながら、そう吐き捨てた。

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・ひとこと

 コイツ以外にインパクターって居るんですかね? 光線なら乙さんが控えておりますが。
 ただ、アニメはやたら覚えてるポケモン多いですよね。ラティオスまで使ってきたりしますし。最近、アニメにおいては物理特殊の分類は考えずに見たほうがいいのかな、とか思います。
 アニメといえばあの特徴的なエフェクトですが、あれはなんかいまひとつギガインパクトのヤバさが感じられないなーとか。スピードがゆっくりなので、強力な攻撃に見えないんですよね。
 アニメは反動の問題が曖昧にされてしまうので、強ワザにはできないんですかね。ただ、グライオンが反動時間を回避行動で稼ぐとか、ああいうのは取り入れていけそうです。

テーマ : ポケモン
ジャンル : ゲーム

NO.99 “きあいだめ”

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 鋭く目を光らせたマンキーが、木の枝のように細い右腕を空に向かって掲げる。その手中に収まったピントレンズが、光を反射して白い輝きを作った。
 低いうなり声がマンキーから発され、音が可視できるようになったかのごとく、その体の周囲に白い光が細やかに渦巻いていく。回りながら上へと吸い上がる光は、頭上で輝く小さなレンズの中に吸い込まれた。
 鳴き終えたマンキーが、おもむろに光に満ちたレンズを目元へ運ぶ。ストラップを回して装着が行われたと同時、レンズを通した右の眼光が居抜く鋭さを得て閃いた。

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・ひとこと

 ピント+きあいだめで。この後はクロスチョップとかからてチョップでもしてればいいんじゃないでしょうか。
 この技は基本的には使われること少ないと思いますが、スナイパーキングドラなんかに私は持たせたりしてます。でも運要素に絡む積み技ってのは難しいですね。一ターン稼いでも確実にその効果を発揮してくれるかはわかりませんしー。

テーマ : ポケモン
ジャンル : ゲーム

NO.94 “からみつく”

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 無遠慮に体に纏わり付いてくる深い緑の蔦を、パチリスは心底不快そうに顔を顰めながら振り払う。だが、離れた場所からモンジャラが伸ばしてくる蔦は次々に追加され、まるでパチリスの全体を覆うように蠢く。ついにパチリスは、頬に溜めていた電力を解き放った。緑の視界を一瞬で青白く染め上げる。
 が、手ごたえが薄いとパチリスは感じた。威力からして、蔦に走った電流はモンジャラの本体にも届いているはずだった。僅かに開けた視界から相手を見やると、そこには全くのダメージも受けていないモンジャラの姿があった。そしてその体は、こちらに蔦を伸ばしていない。だがパチリスの全身は確実に蔦に囲まれていて、そこで初めてパチリスは、自分に絡みついたモンジャラの蔦が切り離されていたことを知った。

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・ひとこと

 今週はからではさむ→からにこもる→からみつく……過去最強の微妙ワザラインナップかもですね! やった!
 で、このワザはガチで存在意義が不明なわけですが、とりあえず“まきつく”との違いを考えてみると、拘束しないということはすぐに絡むのを止めるか、あるいはすばやさダウンという追加効果を考えた場合、ポケモン本体とは別のモノが絡みついたりとか、今回のシチュのように切り離したりするのかなという感じになりました。
 モンジャラの絡みつくはちょっとゴメンこーむりたいですが、フワンテのは受けてみたい気もします。首とかに絡むのは勘弁してほしいですが。

テーマ : ポケモン
ジャンル : ゲーム

NO.90 “からげんき”

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「“からげんき”、“からげんき”、“からげんき”っ!!」

 叫べば叫ぶだけ、地面がどっかーんと吹き飛ぶ。それがカイリキーみたいなごっついポケモンの腕の叩きつけじゃなくって、私のオオスバメみたいな優雅でかっこいいポケモンの羽根のひと振りで起きてるのが、すっごくソーカイ。アイツのベトベトンに毒をもらっちゃった時はどーしよかと思ったけど、そこで素早く発想の転換ですよ。すっごい、私。よし、もっぱつ!

「いけいけ、“からげんき”!」

 毒が回った体をものともせずに、青い羽根が扇みたいに広がってその先から光がふくれ上がる。でもってそれを勢いよくばっと翻すと、どっかーん。おお、ベトベトンの脇腹(なのあれ?)にちょっとかすった! いい感じ、がんがん攻めちゃうか……ら……

「あっ、ちょ、オオスバメー!?」

 これまで元気に大暴れしてた私のオオスバメ、とつぜん空中でくらり、でもって地面にばたり。ワケが分からないまま前を見ると、なんとも言えない顔のアイツとベトベトン。そ、そういう風に私をかわいそうな子みたいに見るの、よくないと思うんだけどっ!

「ちょっ、な、なにー! ってかベトベトン、なんか仕組んだでしょ!」

「いやまあ確かに毒仕組んだけど……おまえ、『空元気』の意味わかってっか?」

「え? そ、そりゃほら、太陽に負けないくらいカラッカラに元気……な……んじゃないの?」

「……うわぁ」

 だ、だからそういう顔はよくないってのに!

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・ひとこと

 “アクアリング”回を発端として、このページでたまに出てくる、なんというかその、残念な子。彼女たちは同一人物ではないようですが、それぞれがそれぞれの唯我独尊を貫いているようです。詳しくは知りません。
 しかしなんも考えずに書けるというか書く側の頭に見合った脳なのでらk(ry

テーマ : ポケモン
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プロフィール

Author:ぱすてぃ
ポケモンと百合に熱を注いでいる人です。当面の目標はオリトレの百合長編を書くことですがいつになるやら。

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