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NO.50 “エナジーボール”

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 踏みしめるのは、草木のひとつも生えない、乾いた褐色の地面。通り抜けていくのは、砂を巻き上げている黄土色の風。
 そんな荒んだ視界の向こうで、あの人がふてぶてしく微笑んで、言い放つ。

「まずは“エナジーボール”、行っときなさい」

 来る。

「ダイノーズ、避けろ!」

 攻撃が放たれるよりも前に、俺は指示を出す。相手の――乾いた地面から跳び上がり、小さな身を捻って空中から光の塊をこちらに向かって撃ち出してくる、キレイハナの動きを見てからでは、遅すぎるからだ。
 色鮮やかな体が放った光は、春の深緑を封じ込めたような澄んだ草の色に輝きながら、一直線に落ちてくる。穏やかに見えて鋭い光の球は、後退という選択をとったダイノーズの赤い鼻先を撫でるように掠めて、地面に沈み込んだ。……回避、できたか。
 と、地面に触れた緑の球が、ハープを奏でたような不思議な音を生みながら、そこで柔らかく弾けた。その直後に、俺は驚愕の声を挙げることになる。

「なっ……おい!」

 何と言えばいいのか、分からなかった。
 だって、そこに、花畑が生まれたんだ。
 キレイハナの攻撃が落ちた場所を中心として、綺麗な円の形をとって、ひたすら濃い色の土しか無かったこの場所で、緑草の絨毯から色様々な花が伸びていた。
 ワザが含んでたエネルギーの余波とか、そんな話だとでもいうんだろうか? だけどこんなの、普通じゃ有り得ない。それはつまり、あのワザを使ったポケモンの力が―― 
 と、水気まで含んでいるその植物の広がりの中に、身体を捻って降りてきたキレイハナが、かすかな音と共に着地する。
 
「この子が踊るにしては硬すぎたし、寂しすぎたものね。いいステージが出来たでしょ?」

 不意に流れてきた甘くて爽やかな匂いの向こうで、あの人の不敵な笑みが一層深くなった。


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・ひとこと

 新感覚エナジーボール、という感じで。まるで天候ワザのような使い方ですね。でもこの状態でも、普通に攻撃力はある設定です、いちおう。
 エナボはなんとなく、生命力をパワーにしてる感があります。なので周りの木々からオラにちょっとずつ元気を分けてくれ的な使い方もできるのでは、と。あ、長編とかの山場がひとつ出来ましたね。
 お、今説明文見てきたら<しぜんから いのちの ちからを あつめて はっしゃする。>ってありました。なんとなくとか感ありとかじゃなくて元からしてこういう設定でしたね、失礼いたしましたです。
 今日読んだラノベで「ごめんなさいですっ!」って言った主人公の女の子が、「自分は可愛いと思ってるのかもしれませんが、“です”は不要です」みたいなこと言われてましたがそれでも失礼いたしましたです。

 ……っと、NO.50さんですか! いらっしゃいませー。
 実は当初の予定ではここまで続いたら本サイトとリンクする予定だったのですが、諸々の事情が出てきたので、もうしばらく先延ばしにさせていただこうと思います。まだ「エ」ですが、できるところまで続けていきたいですねー。
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テーマ : ポケットモンスター
ジャンル : ゲーム

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No title

しまった!どのワザもわからないときた…
まぁ、祝No.50いえーいおめとー
っと、語尾ってとっても大事らよね?ね?
ただ、とりあえずさっさとリンク貼るだらよ

No title

すまないルビサファまでの人っ  いちおうエアロブラストはルギアだから金銀のワザですね 
ともあれ、どうもどうも。リンクはいましばし、いましばしおまちになられるがよろしかりけり。
プロフィール

Author:ぱすてぃ
ポケモンと百合に熱を注いでいる人です。当面の目標はオリトレの百合長編を書くことですがいつになるやら。

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