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NO.32 “いとをはく”

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 頭を仰け反らせたキャタピーが、直後に小さな口から白色の飛沫を放った。
 線となって連なるその色が、背を向けて駆けているピカチュウの足元に飛び、絡みつく。深い森ではよく目立つ黄色の身体が、バランスを失ってうつ伏せに倒れた。
 違和感を覚えたピカチュウが小さな足をばたつかせるが、粘質を含んだ白い糸は固まりつくようにして離れない。
 そうして自由を奪われたピカチュウに、数匹のキャタピーが草の間を縫って迫る。縄張りを荒らされた恨みをようやく晴らせるとその虫の群れが感じた直後、彼らの視界が光で埋め尽くされた。
 
 焼け焦げた糸の成れの果てを脱ぎ捨てるように払いながら、一声鳴いたピカチュウは静かに森の奥へと消えていく。後に残った草木と数匹の虫のいずれもが、灰色の煙を燻らせていた。


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・ひとこと

 キャタピーかわいそうに…………
 そんなトキワのもりの一幕でした。電撃は怖いですよ電撃は。
 いとをはくと言えば初代臭の強いワザであまり実用性は叫ばれませんが、昨今は教えワザとして採用されて、多少は話題になりましたかね。ダブルバトルで二匹共に効果があるので、ダメージの無い“こごえるかぜ”のように使える、みたいな。
 もっともダメージが無いほうがいい局面とかほぼ無いので基本的にあっちでよくね、みたいなことになってますが。
 虫の糸といえば蜘蛛で、そしたらイトマルのイメージがあってもおかしくないんですが、なんとなく真っ先に浮かんだのはキャタピーでした。まぁキャタピーですからね。あいつはあいつでかなり知名度というか記憶の上位にいる存在です、個人的に。
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テーマ : ポケットモンスター
ジャンル : ゲーム

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No title

これはR指定

No title

正直一行目からそう思った次第……ってやめてっ! ここが変な目で見られてしまうっ!(それはそれで)
捕縛とかは一歩間違えるといろいろ危険だから困りますねー。
プロフィール

ぱすてぃ

Author:ぱすてぃ
ポケモンと百合に熱を注いでいる人です。当面の目標はオリトレの百合長編を書くことですがいつになるやら。

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