スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

NO.31 “いちゃもん”

===========

「よし!」

 雷を纏わせたボロネーゼ――オレのトゲチックの愛称だ――のパンチが、モウカザルの顔面に叩き込まれる。決まった一撃に、思わずガッツポーズを決めてしまう。
 大分苦戦させられたが、あと一撃。おそらく、それで勝負が決まる。運次第ではあるが、大丈夫なはずだ。

 と、モウカザルのトレーナーが、顎に手を当ててから思いついたように手を打つ。何か策を考え付いたのか、と思った途端に、それが来た。

「モウカザル、“いちゃもん”!」

「なあっ!?」

 まさかという思いで出した声を無視するように、モウカザルが手を口に当て、怒ったようにこっちに鳴き声を掛けてくる。その音自体は別に何でもないが、まるで声に色が付いたように、風に乗って青い光がボロネーゼへと向かっていく。
 避けることも敵わないままその光に包まれたボロネーゼを見、オレは陰鬱の面持ちでモンスターボールを手に取った。

「……キミ、それやめたら? 今気付いちゃったけど、僕がこれ使い続けたら、終わらなくないかなこのバトル」

「う、五月蝿い! というか、あんたの方が自重してくれって! オレは絶対ぜーったい、“ゆびをふる”以外使わないんだからな!」

 この旅のポリシーを強く言い放って、自分でも再確認。
 全てのバトルで“ゆびをふる”しか使わないなんていうこの苦行には当然色々穴があるわけで、このワザもそんな一つ、というわけだ。…………はぁ。


==========


・ひとこと

 いきなりよく分からない設定が出てきましたが、実はちょこっとだけ実話です。実は実話。
 こういう縛りプレイを本当にやっていて、確かトバリに入る前のトレーナーだったかと思うんですが、そいつが回避不能の位置でいちゃもん持ちモウカザル使ってくるんですよね。トゲチックのほかにも合計6匹いたんですが、コイツを倒すのにすごい苦労した覚えがあります。   …………実はこの話はゲフンゲフン
スポンサーサイト

テーマ : ポケットモンスター
ジャンル : ゲーム

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Author:ぱすてぃ
ポケモンと百合に熱を注いでいる人です。当面の目標はオリトレの百合長編を書くことですがいつになるやら。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
リンク
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。