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NO.101 “ギガインパクト”

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 横向きに寝転がって気だるそうに腹を撫でていたケッキングの表情が、一転して険しくなった。ぞくりと走る寒気に、私は思わず肩を小さく抱く。

「合図したら、すぐにね」

 足元で身構えるチェリムに、それだけ伝える。頷きが返ってくることで、後ろへ向かって走り出したい気持ちをなんとか抑えることができた。
 そうして、それが来た。
 重い全身が起き、縮こめた太い足が蹴った反動で、空中高くに跳ね上がるまでがほぼ一瞬。私たちの足元に作る影を巨大化させながら、空気を割って落ちてくるのがすぐ直後。落下の中で隆々とした両手が組まれて、力の先端となって振り下ろされるまでがその一連。

「いま、“まも”――!」

 破裂に、私の声がかき消される。けれど体が吹き飛んでいないということは、合図が通ったことを示している。私の顔の前にまで飛び上がって緑色の光を展開しているチェリムの後姿が、可憐な姿に似合わないほど雄弁にそれを語っていた。
 それでも、空気ごと揺さぶるような振動が足元から突き上げてくる。視界いっぱいに防護の光と砂煙が広がっていて、その奥で岩のような拳と濃い色で光る瞳が蠢いている。決して砕くことができない壁だと分かっていても、恐怖は拭えるものではなかった。
 不意に体が軽くなる。それが足元を失ったことだと気付いた時、破裂が空へと吹き飛んだ。

 眼前にあった重い気配が消える。同時に役目を終えた壁も消え去って、その直後に私は舞い上がった土砂を全身に浴びた。咳き込む中で、僅かずつ視界が晴れてくる。
 気が付いたとき、私とチェリムはケッキングが十匹は入れそうな大きさのクレーターの中心に立っていた。けれど私たちの体はどこも傷ついておらず、思わず言葉が口をつく。

「……よくもまぁ、これで生きてるものよね」

 悠然と寝転がるケッキングの視線に肝が冷えるのを感じながら、そう吐き捨てた。

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・ひとこと

 コイツ以外にインパクターって居るんですかね? 光線なら乙さんが控えておりますが。
 ただ、アニメはやたら覚えてるポケモン多いですよね。ラティオスまで使ってきたりしますし。最近、アニメにおいては物理特殊の分類は考えずに見たほうがいいのかな、とか思います。
 アニメといえばあの特徴的なエフェクトですが、あれはなんかいまひとつギガインパクトのヤバさが感じられないなーとか。スピードがゆっくりなので、強力な攻撃に見えないんですよね。
 アニメは反動の問題が曖昧にされてしまうので、強ワザにはできないんですかね。ただ、グライオンが反動時間を回避行動で稼ぐとか、ああいうのは取り入れていけそうです。
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テーマ : ポケモン
ジャンル : ゲーム

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Author:ぱすてぃ
ポケモンと百合に熱を注いでいる人です。当面の目標はオリトレの百合長編を書くことですがいつになるやら。

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