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No.97 “がんせきほう”

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「“ストーンエッジ”だ、ドサイドン」

「後ろ、ステップ!」

 地中に埋められた爆弾が起爆されたかのように、尖った岩の塊が数十と吹き上がって空気を抉った。音と威力に驚きながらも、指示通りの回避を果たしてくれた私のエテボースの姿に安堵する。不安定な山肌の足場とはいえ、二本の尻尾を巧みに操っての着地は静かで確実だ。
 そして隙のない着地は、それだけ相手の大振りの一撃につけ入る時間を生んでくれる。このタイミングなら十分、これを決められる。

「“みずのはどう”!」

 左右に伸びたエテボースの尻尾のそれぞれから、光輝く水の円環が撃ち出される。自身の特性も影響して威力を増した二列の波動が、ドサイドンの巨体に殺到した。
 と、突き出されたドサイドンの腕先に、土色の光が渦巻いた。怪訝に思うと同時、急激な勢いでそこに岩が――爆ぜて吹き飛んだ尖った岩石が吸い込まれていく。瞬く間に、ドサイドンの顔よりも大きな丸い岩の塊が宙に生まれた。光った水の輪が、残らずその岩に衝突してかき消される。
 防御手段か? と思いつつ、それだけの為に球体を形成する必要はないと思い直す。となれば、あの岩は――

「伏せ――いや、崖に逃げてっ!」

「撃て……」

 回避の二文字に徹する私たちに向けて、力と速度を飽和させた岩の弾丸が弾け飛んだ。

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・ひとこと

 なんかこう、エッジと波動とがんせきほうを3つ同時に扱ってるみたいですが。
 しかしエッジとがんせきほうを両方持たせるとかアリなんですかね? ゲームだと。
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No.96 “がんせきふうじ”

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 ノズパスの角張った鼻が光を帯びた直後、対面するキモリの足下が、不意に隆起した。足場の違和感にキモリが危険を感じた時には、既にその脚は岩のように盛り上がった
地面によって固められていた。
 それでもキモリは、ワザによって脱出を図るべく大きな尾に力を集め始める。だがそこへ、キモリの上半身すら埋めようとばかりに、ノズパス自身の体が飛び込んできた。

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・ひとこと

 まぁなんかこう、岩なりなんなりに足下を封じられる感じですよね。ノズパスがのし掛かってダメ押しするところを含め、今回はぱっと頭に浮かんだのをすぐに書いてみました。

テーマ : ポケモン
ジャンル : ゲーム

NO.39 “いわなだれ”

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 薄い皮膜を張ったプテラの両翼が風を切り、岩石で固められた断崖を上昇の動きで突き進む。高所に無遠慮に吹き付ける向かい風に煽られながら、岩のような翼竜は己の翼の切先を断崖に突き立て、そのまま上昇した。抵抗を得ながらも、翼の爪は岩を削り取っていく。
 そのその動きが数秒と続いた後、岩の壁に走った亀裂が、内部から押し上げられるかのように広がり、爆発した。粉塵を纏った巨石が、連続して断崖から崩れ落ちる。
 幾多の岩石が山肌に衝突しながら音と衝撃を重ねることを確かめてから、プテラは上昇を止め、再び滑空軌道を取り始めた。

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・ひとこと
 今回は地形をフル活用して、崖をぶった切って岩の雪崩を作りました。下にいたっぽい攻撃対象については主に時間の都合によりカットです。空中戦では当たったら強そうですが、なかなか決まらなそうなワザですね。

テーマ : ポケットモンスター
ジャンル : ゲーム

NO.38 “いわおとし”

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「イシツブテ、“いわおとし”!」

 試合会場に敷かれた丈夫なマットを踏みながら、私は声を張った。
 イシツブテが、腕を折り曲げて全身に力を込める。直後に、その身体の前に白い光がいくつか生まれた。ワザがそれぞれの形を取る前の原型になる、エネルギーの素だ。
 点在して浮遊するそれを、イシツブテは吠えながら腕を張り上げることによって、空中へと飛ばす。床と天井の中間辺りでそれは動きを止め、それぞれの光が、それぞれに形を作った。
 そうして生まれるのは、幾らかに分かれた岩の欠片だ。白かった色は土のように――土そのものとして染まり、重さを感じさせなかった光は、今にも急転直下しそうな質量を感じさせるようになる。
 その通りのことが、次には起こっていた。先を尖らせた岩の欠片が、一直線に床を目指した。

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・あとがき

 なんかただのいわおとしの割りによく分からないことになってますが、今回やりたかったのは「岩がない状況での“いわおとし”」です。
 “なみのり”とかもそうですが、こういう地形系のワザは、利用するものが無いような場所だとどうやって使うんだろうということが疑問になります。
 で、これはサイトとかでも適当にまとめてるんですが、超個人的解釈として、ワザっていうのは大本のエネルギー(白い光、というものによって可視なもの)を必要なだけまず出して、それが使用されるワザに応じてあらゆるものに姿を変える、という理屈を取ればいいかな、とか思ってまして。今回はその要素を取り込んでみた次第です。分かりにくいですし、蛇足な気もするんですけどね。
 実際に岩や地面があれば、それを浮かせたり落としたりするのが“いわおとし”なんだと思います。その際はエネルギーの消耗が岩を作らない分だけ少なくなるので、軽いコストで運用できるとかいう感じですかね。まあ、あくまでひとつの考え方です。

テーマ : ポケットモンスター
ジャンル : ゲーム

プロフィール

Author:ぱすてぃ
ポケモンと百合に熱を注いでいる人です。当面の目標はオリトレの百合長編を書くことですがいつになるやら。

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